That's All Right / Wet Willie


40数年前のNHKのヤング・ミュージック・ショーで観たやつにYouTubeで再会した。
フィフティーズ小僧から徐々にブルースベースのロックに興味が広がっていった時期だった。話だけ知っていたAllman Brothers Bandをやるというのでチャンネルを合わせていた。サザンロック特集的な企画で、トップがこのWet Willieのアクトだったと記憶している。ステージ後半には女性コーラスを加え、Raelettes、Ikettesに習ってWilliettesだぜ、みたいな話をしていたと思う。番組としては、他に親指弾きが印象的なMarshall Tuckerもオンエアされ、Allmans含めてvenueは全部別だった。
そして、オープニングのこの曲That's All Right。Elvisのバージョンは認知していたものの、どファンキーにアレンジされてほぼ初体験だったアンプリファイドハープもあいまって、当時の自分の理解の範疇を完全に超えていた。今まで聴いてきた曲とは全然違う、というインパクトだけを記憶していて、聴き直す(観直す)までワンコードの演奏だと思い込んでいた。
後年、Jeff Beckとの共演では酷評されがちなJim Hallだけど、次の曲のGrits Ain't Groceriesも含めて演奏は相当かっこいい。