ヒットの崩壊 / 柴那典

先日読了したヒットの崩壊が面白かった。
津田大介が書いた誰が音楽を殺すのかの10年後の風景と認識しながら読んでいた。両者の視点、取り上げているものは異なるものの、(国内ポピュラー)音楽はヤバい状況なのかという問題提起から、現在の音楽ビジネスの総括と課題、未来、というところを関係者のインタビューを盛り込みながら俺のような門外漢にもわかりやすく整理して提示してくれている。
これを読んで自分の音楽の接し方や消費の方法が変わるわけではないけれど、音楽を提供する側(広い意味での、ね)がいま何を思っているのかがほんのりわかって興味深い。