在庫整理

このひと月で100枚少々のCDを売却した。
聴き込んで愛着のあるものほど、再生回数の多さ故「盤質B」の烙印を押され、思い入れと反比例する値付けになることはよくわかった。

ジミヘンのウィンターランド6枚組が買い取り単価としては一番高かったのだけれど、箱もの以外で一番高かったのはこれ。Johnny Thunders & The Heartbreakers* ‎– L.A.M.F. (The Lost '77 Mixes)。8センチCDが付いていたのがよかったのだろうか。
ストーンズはさほどではなく、Jesse Ed Davis、The Band、Big Al Andersonなどのアーシーなテイストの方が高め傾向にある気がした。ニセライブとして名高いWatkins Glenの国内版や、音源的な目新しさが皆無のBooker T. & the M.G.'sのベスト(オランダ版)が高額査定で、Rhino渾身のFreddy Boom Boom Cannonや、同じくCollectables渾身のDanny & the Juniorsが二束三文というのは納得がいかないところではあるが、市場の需給バランスを考慮するとそういうことなのだろう。


売った金で新たなCDを買う、効率の悪い永久機関