涙もろい年頃

若作り、だけどあからさまに譲られたら怒り出しそうな微妙な年恰好の女性が席ダッシュして優先席に座り足を組んでスマホを眺めていた。5割増しくらいの運賃を払っているんだろうか。ドアの左サイドで待ちながら右肩からクロスで乗り込んでいくスタイルはよっぽど座ることに渇望していたのだろう。そういう「なり」になるのは心底拒絶してそうだが、やってることでだいたいわかる。

来客対応やら企画した催事やらで一日バタバタしていた。来週に向けて知恵を絞らなければいけない案件もいよいよお尻に火が付いたので、朝と夕方で一回片付けて協業先にパスする。

10年余り勤めていたアルバイトが退職の挨拶に来た。辛くなっていた時期を偶然目にして励ましたりした人なので非常に感慨深い。自分が辞めた後の残りのメンバーを気にしており、その話を聞いたとき感極まってしまい不覚にも涙が滲んだ。自分が発注元である限りは発注先には気分よく仕事をしてもらう、というのは基本じゃないの。部署は離れているけどできる限り目を配るようにする、と約束した。

なんと今週は5日ともタイムカードを打刻しての退勤でした。観劇に行った家内と次女は既に在宅。まずは呑もう。