水面下での

午前中は中堅のN君と客先商談。年末の俺の提案が不調に終わったため無理を言って登板いただいた体裁。
先方担当者は長身で意識高そうな、それでいて物腰柔らか、というビジネスマンの鑑みたいな方だった。そしてワイシャツのカフスにネーム刺繍を入れていた。そして商談は今回も不調に終わる。

N君はなかなか社内情勢に通じているところがあり、往復の車中でずっと次年度に向けての水面下での組織人事についての情報を教えてもらっていた。知らない話が多かった。時分は疎すぎだと思った。池井戸潤の本を読んでいるから余計にそう感じるのかもしれない。
そしてN君は昼に数枚切りにした食パン1斤を買って、ランチと残業夜食にそれを食べているそうだ。何かを塗るとか載せるとかの話をしていなかったのでおそらくそのまますっぽり飯ならぬすっぽりパンなのだろう。

風呂場の改装工事中は近場のホテルに宿泊しようじゃないかという話が現実味を帯びている。今週末には退院できそうなので、そこで一気に手配する予定だ。