1986 SESSION / 山口冨士夫&鮎川誠

大雪の日に届いていた。正座して聴きたくて、本日ようやく開封

冨士夫のコードストロークのかっこよさが耳に残る。腰があってしなやか。
シナロケ主導のギャザードキャプテンギターではシングルノートのオブリガード以外は埋もれがちなミックスだったが、こうして聴くと音圧では鮎川を凌いでいる。おまけのゲネプロの映像を観ると、ノンリバのFirebirdに銀パネのFender、おそらくTwin Reverbに繋ぎ、鮎川の50WのMarshall 1987より大きく太い音を鳴らしている。器材もあるけど、おそらくこのギターサウンドの決め手は右手のストロークの大きさと正確さ、そしてフレットを押さえる左手のグリップの強さと指の関節の柔らかさなのだろう。
演奏の毛色は違うけど、The VenturesのDon Wilsonもこういう押しの強いストロークなのを思い出した。