祭りの後

「では、そういうことで」と商談はなごやかに終わるが、呑み放題のラストオーダーのようにさまざまなリクエストがぶち込まれるわけである。突っぱねてもいくつかは残るわけで、まずは結果的に宿題となってしまったあれこれをきれいに片付ける。余談だが協業先は午後の客を評して「つくづく手を動かさない人達」と言っていた。
片付いたところで、先方指定の仕様に仕上げ、規定の書類を作成して指定日時までに届ける、という納品の儀が待っている。さらにしかるべき社内手続きを踏んで請求書を発行してもらって投函して、初めて手離れする。
きちっとやる、というのはかなり苦手な業務分野なので、今日やるべきそうした業務一式のことを考えていたら腹痛もあって寝ていられなくなり、6:30には出社してしまった。浮き足立っていたようで、昨日不在時に届いていた通達メールを誤読してしまい、触る必要のないネットワーク設定をいじって30分ほど外部のネットワークに繋げなくなったり、自宅から持ってきた光学ディスクドライブで納品用メディアに書き込もうとするとエラーが出たりと、余計な仕事を増やしてひとりで焦っていた。
結局、書き込みは上からの命令で最安グレードを選ばされたノートPCに付いていたDVD-multiが使えた。重いから光学ドライブはいらないのにけちりやがって、と散々悪態をついていたがこれが幸いした。さすが偉い方は先見の明がある(とは思っていない)。

昼過ぎから出かけたりしてたら全然終わらず、強制定時退社をブッチして12時間半稼動で退勤。今朝オフィスの電気を点けて、退社時に消灯して、また明朝オフィスの電気を点けるわけである。