降られて、吹かれて、揺られて

台風9号が関東地方を直撃した。自分の行動を時系列で記録しておく。

深夜から枕の下に置いたケータイに防災情報関連のメールが入り始める。
朝イチの商談が今週の難敵その一、だったので、あわよくば交通機関が麻痺するほどの天気になっていないか期待していたのだが、明け方目覚めると今朝も盛大に蝉が鳴いている。雨音も強い風の音も聞こえてこない。覚悟を決めていつもより20分前倒しで起床して出社する。おかげで出勤中の雨脚は弱いままだった。同じ考えの人が多いのか電車は少し混んでいた。

オフィスでデスクワークをしていると雨粒が窓を叩き、着々と降りは強まっている。特にリスケの連絡なども無く、気が重いまま商談へ出発。品川の港南口を出てさらに海の方に歩いていると、時折先が見えないほどの雨脚になった。難敵その一、は台風の中やってきたのを憐れんだのか手加減してくれた感じで、こちらが凹むようなことを終始発言し続けていたものの突然怒りの沸点に達する、といったアクシデントは無く、言いたいことを言われて商談終了、という流れで済んだ。かなり気が楽になる。

気が楽になったら腹が減ったのでヤエチカの玉乃光酒蔵で早めのランチ。

早割り定食税込700円

まぐろの中落ち(わかめ添え)、冷奴、生卵、丼一杯の具だくさん豚汁、お替りOKの丼めし、という、これで元気が出なかったらどうする、というラインナップだった。

いったんオフィスに戻るがリスケ連絡はゼロ。みんな冷たい。
昼過ぎから今度は西新宿へ。館山に上陸したそうで、断続的な強い雨に加えて風が強くなってきた。

雨に煙る新宿中央公園を見下ろす

最後の商談は大崎。新宿からの山手線は動いていたが、原宿駅の倒木で逆方向(外回り)は運転見合わせ中だった。不幸中の幸い。協業先の方と帯同した商談は無事に終了。今日の商談は尻上がりに好感触となった。

さぁ帰ろうかと大崎駅に戻ると、山手線が再び外回り・内回りとも運転見合わせ中になり、埼京線へ人がなだれ込んでいる。俺だってこのまま埼京線で池袋まで帰りたいところなのだがそうは問屋が卸してくれなさそう。反対ホームを見ると、埼京線との直通運転を止め、大崎-新木場で折り返し運転をしているりんかい線がいい感じに空いている。案の定、走り始めると次の大井町であらかた下車していまい、そのまま新木場まで行けた。
新木場の構内は京葉線運転見合わせでごった返してはいたが、有楽町線はそこまで殺到しておらず。特に編成の前の方まで行ってしまうといつもの利用者しかいない様子で平和だった。途中、豊洲、有楽町、永田町、飯田橋とそれなりに人の乗り降りはあったものの、運転している接続路線の数も限られているせいか思ったほどの阿鼻叫喚にはならなかった。再三遅延のメールも届いて覚悟をしていたけれど拍子抜けするほど順調に帰ってこられた。むしろ今年4月末の連休前日の金曜日の夜の、西武線人身事故による遅延混雑の方が全然凄かった。

明日も雨らしい。俺は週末が晴れてくれればいいかな。